このところ、たて続けに2本、ブショネに当たった。
ブショネが現れる確率は1%とか5%とか言われてるから、なかなかに大当たりだ。
ところでそのワインはどうすればいいのか。コルクを抜いてチェックしてすぐに判明したわけだから、ほぼまるまる1本残っている。お気に入りの、あまり安くはないワインをどぼどぼと流しに捨てるのも抵抗がある。かといって、がまんして飲めるほど匂いに鈍感でもない。
そこで調べたら、匂いを取る方法、というのがあるという。
方法は、実に簡単。ワインの中にサランラップを入れる。ポリ袋(スーパーで水気のものを入れるペラペラの半透明の袋)にワインを注ぐ、など。
ブショネの匂いは、TCA(トリクロロアニソール)という化学物質が原因で、これがポリエチレンと結合しやすい性格を持っており、匂いが消える、というものだそうだ。
へぇ~。
ブショネの匂いはどれだけぐるぐるしても、時間をおいても消えないから、絶対なくならないものだと思っていた。
半信半疑でやってみた。
と・・・。
ほんとに匂いが消えた。ひぇ~。
これで捨てるはずのワインが蘇った!!!
で、飲んでみたら・・・。
匂いは消えていたが、味わいはだめだった。そもそもブショネになったワインは匂いだけでなく、味にも変化を与えている。さすがにそこまでは復活しなかった。ただ、今回は、ブショネ発覚からしばらくほったらかしていたから、その間の劣化かもしれないという可能性が残る。
今度、ブショネにあたった間髪をいれずこの技をつかってみることとしよう。もっとも待ってるとなかなか当たらないもんだけどね。