クロアチアの旅 準備編その2

『クロアチアへの旅。準備編その2』
何はともあれ、航空券。直行便がないため、経由便はいろいろなルートが考えられるので迷ったが、行きはフランクフルト経由、帰りはベニス発に決定。ここまでも悩みまくったので、購入したら安心して集中力はストップ。
2週間ほど前になりさすがに初日くらいはホテルを確保しないとまずいと思い、ホテルサイトを調べたら、これがほとんど満室! 初日はドブロブニクからスタートする予定だが、ホテルはほぼ満室な上に、たまにあっても5万、6万円もする。えーっ! 高過ぎない?
勝手なイメージで、西側文明国より物価が安い、と思い込んでいた(失礼な話だ)。 フランスの農村にお金目的で嫁ぐルーマニア花嫁、という映画を見たことがあり、映画になるくらい普遍的に格差があるものだと思い込んでいた。東欧全般十把ひとからげ(大ざっぱすぎ)。
この歳になればホテル1泊料金の底上げをしてもいいのでは、と常々思っているのだが、長年のビンボー旅行スタイルは簡単には代えられず、ついつい安宿を選んでしまう。どうもクロアチアはホテルではなく部屋貸し、が多いようだ。これもわたしの類推だが、紛争で観光どころではなかった地域が一気に観光人気になり、旅行者が急増したのにホテルが間に合わず、いわゆるエアビーが増えたのではないか。
ということで、その手の、ホテルではない部屋だけ貸すところに何カ所か予約を入れ(といっても予約サイトで普通に予約できるのだが)、なんとか寝るところだけは確保した。
初めての国というのは、地名がまず頭に入っておらず、そこへガイドブックのモデルコース通りの旅程ならともかく、ワイナリーに行くのが目的なのでそれがどこにあるのか、どうやってたどりつけばいいのか、ほぼ情報が見つからない。スペルもちょっと違ってすっと目に入ってこないし、なかなかにハードルが高い、準備編であった。

さらにハードルを上げているのが、ワイナリーを訪問すること。ネットを山ほどあさって、その多くは普通のワイナリーツアーなので、さすがにそれはプロの私では満足できるはずもなく、個別にアポを取ることにした。ところが、土地勘がないため、ワイナリーを見つけたとしてもそこへどうやって行くことが可能なのか。問い合わせもしたが、車が便利、と言い放たれる。そんなことはわかっているが、レンタカーはわたしには無理な話だ。で、2,3アポを入れ、okをもらい、するとその近くにもワイナリーがあるようなので、後は現地で突撃ヴィジット。もう準備だけで相当消耗しました。